―――一目見た時に、あるいはあの声を聞いた時に、決めた。
ああこの女が、ずっと探していたものだと。
命を懸けれると思えるもの。生涯を投げうちたいと思えるもの。
そうして、命の終わりを見たいと思ったもの。
あの綺麗な笑顔が、甘い声が。絶えるいつかに恋をした。
終わりがいつかは知れなくて、それが来る前に飽きたとしても。
それでもそれまでは、忠実な犬のマネでもしてみようか。
―――一目見た時に、あるいは笑う顔を初めて見た瞬間、決めた。
この人がどうなろうと、傍にいたいと。
どうしよもなくなっても傍にいたくて。憎んだはずでも諦められなくて。
あの手を離さずにいられるなら、命も倫理も、なにもかもがどうでもよい。
表情も言葉も、全部虚勢の幼馴染が、消えるいつかが嫌だった。
終わりがいつかは知れなくて、それがすぐそこだとしても。
それでもそれまでは、傍にいれたらどうでもよい。
弱いのこの手に、できることはない。
それでも嘘を、あの人のために。
あの人の傍にいるためだけに、いつだって囁いてる。
玲人と智華。非武装(黄昏比)ヤンデレ組。
別に道なんて踏み外さなくとも生きていけるし、何なら今からでもある程度なら明るいところに戻れなくもない人達。そしてそれに欠片も興味がない人達。

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