―――あの日のことは、実のところ良く覚えていない。
ただ熱くて、この場から逃げなくて死ぬと思って。守ってくれていたものがなにもないと、気づいた頃に。
ついておいで。会わせてあげる。助けてあげる。
嘘みたいに綺麗な、嘘だからこそお綺麗な言葉に、死にたくなくて頷いて。
けれどあの時、終わっていればとたまに思う。
生き残ったという贅沢が、できもしない潔い未来を想像させる。
―――あの日のことは、実のところ良く覚えていない。
ただ怖くて、あの場から逃げたくて。手をひいてくれる人がいないと、泣いていた頃に。
ついておいで。会わせてあげる。助けてあげる。
嘘みたいに綺麗な、嘘だからこそお綺麗な言葉に、すがりたくて頷いて。
だからあの時、諦めていたならとたまに思う。
生き残ったという罪悪が、できもしない綺麗なままを夢見させる。
あの日消えた帰りの道を、今も苦しく夢に見る
もう二度と、家族のいるところになど。
いけないだろうと、知っているから。
元ご近所組(ただし当時の面識はない)ライドとマリシエル。
あー色々やらかす前にいっそ死んでればよかったかなー。今やりたいことあるからその気はないけどー。とどちらも思ってる。
方向性は違うけど。性格も違うけど。でもたまにああ帰りたいなあと思ってる。

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