―――物心ついた頃には、ぼんやりと絶望していた。
誰かを陥れることだけを常に考える血族。常に向けられる熱病じみた期待に、冷たい嫉妬。
そんなもの達のすべてが嫌で、嫌で、軽蔑して。逃げることだけ考えていたのに、僕は。
そのすべてが崩れた日、なぜだか泣けて仕方なかった。
―――物心ついた頃には、守られていることを知っていた。
周囲の血族が、何か隠し、何かに怯え、それでも確かに、子供達を守ろうとしていたことを。
そんなことを知っていて、なんだかひどく歯がゆくて。それでも呑気に幸せで。
そのすべてが崩れた日、涙の一つもこぼれなかった。
この身は元より、救われぬ身分。
知った今は、ただ希う。
どうか命の終わりに、この呪いを持って行けるようにと。
本人特になにもしてないけど生まれた時から積んでた組。紅也と希羅。
ありとあらゆるものが色々と違うけど血脈は自分で終わりにしようと思っている人達。ファンタジー的な意味で。けど二人ともうっかりと家族作りそうでもあるなあ。家族への執着が強いから。紅也に至っては好きな子いるし。

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