「君さ。危機感とか緊張感とかないの」
「そりゃあ。お前を傍においているくらいだから。薄いんじゃないか」
「あははどういう意味だ」
「ははは。
こんなこといっただけで刃の峰でぺしんぺしん肩たたく馬鹿と親友って意味だな」
「あははははは」
「ははははは。…て笑っている場合じゃないな思う程度には危機感があるよ」
「…ならいいけど。
あるっていうならなんでこう…わざわざ囮になるかのようなまねを…」
「いやだって。俺がこういうことをするとお前が召還されるだろう」
「召還っててめぇ」
「だってこうしてされたわけだし」
「否定はしないが! 君が! 狙われているんだから! ひきこもって部屋のすみでガタガタ震えてろ!」
「…なあ紅也」
「なんだ馬鹿!」
「…大声だしてるとお客さんにみつかるぞ」
「それは、そうだが! ああむかつくなそのへらへらした面!」
「大声出してるとふけるぞ紅也」
「もはや大声となんの因果関係もない!」
深丞兄妹のセコムと放浪癖持ち。
二人はふつーに仲良し。すっごくフツーになかよし。
将来お兄さんとよばれたら大爆笑していらっとされてまわしげられる程度に仲良し。
まあそんな未来は多分来ないけど。もう片思いに満足しまくっている紅也が明乃にこくるのなんてなんなら武行が死んだはずみとかかもしれない。弱っている姿につらくなって自制心緩んでふっと。ということで呼ぶ未来はなさげ。

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