うしなったもの。とりこぼしたもの。
気づけばそれは足元を埋めて。もう歩けないと思った。
そう思ってた。
けれど、本当は違ったのだとふと気づく。
埋まったいくつもの屍を超えて。無神経に歩ける自分が嫌だった。
大切だったのに。今も大切だというのに。
それを踏まずに歩いていける方法を、俺はまだ見つけることができない。
髪型と顔が驚きの安定しない。画力的な意味で。そんな螺旋主人公。主人公なんだよ。
色々失って取りこぼしてがらんじめの人。でも本当は無視して歩ける人。無視して歩いてきたことを父が死んだことで突きつけられて。弟が後追い心配するくらいに折れたのが螺旋のスタート。顔父似。性格母似。正確にいえば父の愛情を素直に受け止められた母似。
剣を振るのが好きでした。それを極めるためにならどこまでもいけると思っていました。でも振って振るって守りたかったのってなんだっけっていう。
実は色々と欠けている人。善意の人だけどどこかおかしい。世話焼きだけどなにかがずれてる。かけてるけどそれを埋める人やモノをたくさん持っている人です。そしたたくさん亡くした人です。その結果地に足ついてない。
彼がふっきれて地に足付けるかそれともいっそ天にでも登っちゃうかはっきりするのが螺旋の日々です。彼が新たに得ることはないんじゃないっすかね。ほしいものはもうちゃんと持っていることですし。生きているものは。
亡くしたものも消えたわけではないと割り切れた時彼と舞華はだいぶ幸せになれます。認められるのは晩年だろうけれども。

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