たまに店に暇をつぶしにくるようになった少女は、くるくると表情を変える。きゃらきゃらと笑う。同じくらい怒って、同じくらい寂しげにして。ともかく、せわしないから。
「…君、んなにテンション高くて疲れないのか」
「…拓登さん達が低すぎるんですよ。私フツー。フツーフツー」
「……そうかあ?」
「めっちゃ嫌そうな顔しましたね!? 疑わしいって顔してますよ!?」
「…ほら、今だってうるさいじゃないか」
「うるさいんじゃなくてにぎやかといってください!」
無意味に胸を張る少女は、やっぱりどうみてもやかましい。
やかましいのだけれど、今日も文句を言う客はいない。
………副業の依頼、探しておくか。
「…お前はそういう時を狙ったように来るな…」
「……? 何の話です?」
キョトンとした顔を見ている限りは、偶然なのだろうけれども。
前の絵が恐ろしく幸薄げだったのでちょっと幸せそうな拓登さん。…幸せ? …うんたぶん。
二人並べるとたまに言ってること舞華の方が主人公っぽいけれどもやっぱり彼女が主人公でもなんか進めづらい気がしなくもないです。強いて言うなら螺旋で一番主人公気質なのは彼女のおとんかもしれない。…わ、若者に元気のない話だなあ螺旋…

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