「ねえ玲人。ちょっとめかしこまなきゃいけないんだけど。綺麗?」
「聖那はいつでも綺麗だよ」
「ありがとう。当然だけど。
…というか聞いてなんだけど。あなたの綺麗はアテにならないわ」
「え。お世辞じゃなくて本心だけど」
「ええ。お世辞じゃなくて本心でしょう。知ってるわ」
「…色々と知ってるのにオレを脇に置く貴女が好きだから目が曇っているのは否定できない」
「…ええ。まあ。そういうことよね」
笑う貴女はとても綺麗で歩く貴女は誰より素敵。
もがくあなたがなにより尊く焦がれてる。
だからきっと、いつの日か。
それが物言わぬものになった時、何よりも綺麗なものが見れるね。
好きだから死体が欲しいじゃなくて死体が欲しいから好き。嫌な収集癖ですね。
そんな性癖を生まれ持ってた人な玲人。何か足りないなあとさまよってたら聖那にあったので彼は大変幸せだと思います。人生泥水に助走つけて投げ捨てたようなものだけど。