旅をはじめて、分かったこと。

世界には、私の知らない「怖いもの」も。
たくさんあるということ。
見ないふりして歩いていれば、とりあえずは受け流せる、こと。
ああそうだ、あの頃は。
すぐに目を逸らしていたから、真剣に怖いなんて、感じていなかったのに。
「なにぼーっとしてんだよ。叫びすぎでぼけたのか?」
「ぼけてませんー。叫んでませんー。気絶しただけですぅー」
「…ワイルドウルフの死体で気絶する戦闘系」
「しょ、初心者だから仕方ないもん!」
「もんとか言ってもごまかされねーからな! お前もう少ししゃんとしろよ!」
ああそうだ、しゃんとしなきゃいけないのに。
どうしてだろう、あっさりと気が抜けたのは。
「で、いつまでもぼーっと座りこんでんじゃねーよ」
すぐそばに怒ってくれるものがいる安堵かもしれないと。
そんな風に、笑えた。
某文芸部関連(?)で「怖いものにあったリアクション」を聞かれ。「シリアスならしばらく硬直して精々ひぃとかいって気絶だろう」と思ったので。
しかしそれで旅とかできたのかマスター。とかつっこみもいれたくなって今考えてみた。怖いものを怖いと思える余裕が戻って来たという後付け。マスターの半分は後付け設定でできてる。

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